凡人でもサイドFIREを目指す為の具体的な戦略を考える

8. その他

この記事ではサイドFIREを目指す筆者がなるべく具体的にサイドFIREを実現するまでのロードマップを描いてみます。

FIREと言っても、家族構成や月々の生活費によって必要な金額は変わってくるかと思いますが、現在の私の収入が手取りで30万円程でその範囲で特に問題なく生活出来ていますので、月30万円を現時点での目標とし、30万円をサイドFIRE後に維持する為には一体いくらの金融資産が必要になるのか?考えていきます。

凡犬シバ
凡犬シバ

記事の最後にはなぜ全ての日本人🇯🇵がFIを目指すべきなのか熱い思いを書いた🐶

サイドFIREの目標設定

基本的にはFIRE後は、配当や分配金を中心として考える事になると思います。
単純計算で、私が目指す月30万円を配当/分配金で得るには税金を考慮せずに利回り4%で7,500万円の株式が必要がです。(税金を考慮すればより資金が必要になるのは言うまでもありません。)

私は株、投資信託、仮想通貨、保険(解約返戻金)等の金融資産で40歳時点で1億円を目指しています。
下記は30歳時点のリスク資産600万円を元本とし、月10万円を積立続けた場合に年利何%で一億円が実現出来るかをシミュレーションしました。

黄色でハイライトした年利20%以上を目指せば、私は40歳時点で1億円に近い資産をリスク資産のみで築く事が出来ます。

ここ数年は円安かつ、相場も年単位で見れば上がり続けているのでインデックスのみでも20%を優に超えています。とは言え、円高に触れれば資産は減りますし、インデックスのみで20%を達成し続けるのは難しいので個別株にも挑戦しています。

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とは言え、これを実現出来たとしても高配当株のみで7,500万円もの資産を築くのは現実的では有りません。

そこで、私は配当で10万円、投資信託の切り崩しで10万円、副業/アルバイトで10万円で計30万円/月を一つの目標とし、シミュレーションしたいと思います。

高配当株の配当収入

利回り4%を想定し、月10万円(年間120万円)を得る為には単純計算で約3,000万円の株式が必要となります。

現在私は主にNISAの成長株を活用し、約400万〜500万円程をVYMなどのETFと日米の高配当株に投資をしています。全体の平均利回りは4%程で年間では20万円ほど、一月に1,6000円程です。

成長投資枠の1,200万円分は全て高配当株で埋める予定で、枠内では高配当米国株やREITを多めに配分し、可能な限り利回りが高い株式を中心に据えます。仮に1,200万円分を利回り5%で運用した場合、年間60万円(月5万円)分の配当が手に入ります。

サイドFIREを目指す、目指さないに関わらず月5万円の不労所得はとてつもなく大きいです。

そこそこの企業に勤めている方は若い方はワンルーム投資で将来の資産をGET!!なんて言う不動産屋が近づいて来ると思いますが、そんな話には乗らずまずはNISA枠を埋める事が日本における自分年金の作り方としては最適解でしょう。(因みに自衛官時代に鹿児島で勤めていたんですが、わざわざ東京の不動産屋が練馬のワンルームを営業する為に鹿児島の私の職場に押しかけてき困った思い出がありますww)

話は少し逸れましたが、NISA枠の1,200万で年間60万円の配当を手に出来れば残り60万円分の配当を得る必要が有ります。仮に4%の利回りで考えると税を考慮せずに1,500万円 (税を考慮すると1,800万)が必要となります。

配当で月10万円を得るにはNISA枠1200万円を上手く活用出来れば合計2,700万円の株式で達成出来そうです。

投資信託の運用と切り崩し

投資信託で月10万円を得る為には年利10%の投信を保有しているとすれば、1,000万円分の投信を保有していれば理論上は元本を減らさずに、切り崩す事が出来ます。

S&P500の長期的な成長率は7%は言われている為、10%は少し高めの利回りですがFANG+等の成長率の高い投資信託を組み入れる事により年利10%は十分達成可能な数字だと考えています。

また、巷で言われるFIRE4%ルールはS&P500の成長率からインフレ率の3%を引いたものです。
日銀🇯🇵は長期的な物価成長率2%を目指しているので、日本人がS&P500での長期投資をメインで考えるなら資産の5%まで切り崩せる計算となります。

また長期的には日本の国力が衰退の一途を辿ることは間違いなく、長い目で見た円安傾向は続いていくでしょう。

現実的には、FIRE済の方の体験談を聞くと、生活費の為に投資信託を切り崩しながら生活をするのはかなりのストレスを伴うようです笑 やはり人間、せっかく自分が一生懸命に貯めた資産を売却するのはかなりの苦痛を伴うとの事です。

まずは1,000万円分の投信の確保を目指しますが、やはりFIREを目指すなら高配当株をメインに考えるのが良さそうです。

副業/アルバイトでの定期収入

副業で10万程、稼ぐのは仕事を選ばなければ楽勝でしょう。最悪、週2回ほどのアルバイトでも達成可能でしょう。
私自身は1億円を貯めたとしても、何かしらの形で働く予定です。

配当にしても、インデックスの切り崩しも相場や為替の影響は避けられないので、定期収入は確保したいですし、何よりやらされる仕事ではなく自分の裁量で働けるのであれば、良い気分転換にもなるからです。

私自身はブログで月数万円、インバウンド向けの通訳(通訳案内士)で数万円、FPの副業で数万円などと幾つかの副業を併せて月10万程稼げるのが理想だと考えています。

どれも私にとっては、楽しく無理がなく働けるものです。ブログは世界中🌍の何処でも書けますし、通訳やFPの仕事は自分でスケジュール管理が可能です。

また、いずれはドローンを使った副業や民泊/ゲストハウス経営などにも興味が有ります。

なぜFIREを目指すか?

最近は20代、30代の方でFIREを目指す方が多いそうです。

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我々の親世代 (50〜60代)はバブルを経験し、日本が一番強い時代を生きていました。就職活動に行けば、会社側が内定を蹴られない為に、高級焼肉、旅行を学生にプレゼントした時代です。

またJapan as number 1と呼ばれ、日本🇯🇵がアメリカ🇺🇸をいつ抜くか?日本が世界最強の経済大国に成る事を疑う人など居なかった時代です。

それがどうでしょう、最早この国が世界を再び席巻するなどと本気で信じている人は居ないでしょう

この国は緩やかに衰退していきます。世界最速ペースで人口が減り、老人だらけの国になるんだから当たり前の事です。

かつての日本人は新卒で大企業に入れば、終身雇用で老後の心配などは必要ありませんでした。まさに揺り籠から墓場までです。

それがどうでしょう、老後2,000万円問題、大転職時代、年金は貰えるのか?、南海トラフ時代、首都直下型地震、台湾有事 etc…

この国には最早どうにもならない問題が蓄積しています。若者が政府/企業に頼らずに、自らの将来を考えるのは当然です。その為のFIREです。別にFIREしなくても良いんです。

ただFinancial Independentはこれからの時代は全ての日本人🇯🇵が目指すべきでしょう。移民でも入れない限り、この国がかつての栄光を取り戻す可能性は0です。(女性活躍/シニア活躍は勿論重要ですが、)そして残念ながら、外人嫌いの日本が受け入れる事は無いでしょう。

つまり、この国の急速な衰退はほぼ確定事項です。恐らく、僕らが老人になる頃には年金は70歳からしか貰えないでしょう。その頃には南海トラフも起こっているでしょうし、台湾有事に巻き込まれて日本という国の根幹が変化しているかもしれません。

不確実性の高い時代に生きているからこそ、労働の切り売り以外にお金を稼ぐ手段を考えないといけませんし、お金が有れば世の中の大半の問題は解決出来ます。

だからこそ、全ての日本人が投資をすべきだし、FIを目指すべきだと私は考えます。


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