この記事では投資界隈で最初の目安とされる金融資産1,000万円を30歳で達成した筆者が1,000万円貯めた方法を紹介するワン🐶
皆さんは資産1,000万円と聞いてどのようなイメージでしょうか?金持ち💰!羨ましい!と思う方も居れば、家庭持ちの方には1,000万じゃ何も出来ん!て方も居るでしょう。
私自身の属性としては都内住みの30過ぎの独身男性です。ご存知の通り、都内は家賃も高く生活費も何かと掛かるので独り身でも1,000万貯めたくらいではあまり💰溜まったなー、と思う事はありません笑 その辺のリアルな現状と私が30歳で1,000万を貯めるまでにした事を書いていきます。
30で1,000万円を貯めた割合は?
以下は金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」をまとめたものです。
年代 | 1,000万円以上の割合(%) |
---|---|
20代 | 2.4% |
30代 | 13.3% |
40代 | 20.1% |
50代 | 29.7% |
60代 | 42.2% |
20代ではたったの2%、30代では約13%です。私の場合は大学を卒業して23歳から働き始め、30歳ちょうどで達成しています。ここまではかなり良いペースで資産を増やす事が出来たと感じています。以下の記事では私が30歳で1,000万を貯めるまでにした事を振り返ります。
1,000万を貯めるまでにすべき事
ここでは私が実行した中で最も効果が高かった3つの方法を見ていきます。どれも直ぐ実行出来、どなたでも出来る再現性の高いものです。
定積み貯金
家賃、光熱費、飲み代、その他全てを払って余ったお金を貯金しようとしていませんか?意思が強くても、お金が有れば使ってしまうものです。そして残念ながら殆どの方はそもそも意思が強くありません。つまり、貯金なんて出来っこないという事です笑
私が圧倒的にオススメするのは定積み貯金です。私は新卒時から月3万円ずつから積立貯金をしていました。定積み貯金の良いところは、数字として分かりやすい点です。月3万だったら年間42万、月5万円を積み立てる事が出来れば年間60万円貯める事が出来ます。
数字として分かりやすい事は資産形成のモチベーションを保つ上でとても大切な事だと思います。新卒の方、社会人になりたての方などはまずは100万円を目標にしてみては如何でしょうか?月3万円でも3年間で達成出来る数字です。100万円を貯められれば資産を増やす為には後は同じ事を繰り返すだけです。
私の場合は職場の定積み貯金を利用していましたが、職場にそのような制度が無い方は銀行でも設定出来ます。この記事を見た貴方、直ぐに設定しましょう。
固定費の削減
定積み貯金を設定した貴方が次にすべき事は固定費の削減です。中でも直ぐに見直すべきは家賃です。サブスクを一つ解約しようが、ジム通いを辞めようが、食費を切り詰めても一番大きな家賃を下げない限りあなたの全ての努力は無駄になります。
マネーサイトやFPなどは家賃は手取りの4分の1が目安!などと言う方が多いですが、都内など家賃が高い地域に住んでいる方には現実的では有りません。まずは手取りの3分の1以下に抑える、これを目標に家賃を見直してみたらどうでしょうか?
私自身は20代前半〜中盤は自衛官で官舎に住んでおり、家賃が掛かりませんでした。今にして思えば若い時に家賃という大きな出費が無かった為、投資の元金を早く貯める事が出来ました。少し特殊なケースで金銭的にはラッキーでしたが、現在も家賃は手取りの3分の1以下を心掛けています。
家賃以外で強いてあげるのであれば通信費でしょうか?今時の若い方は既に格安SIMに乗り換えている方が多いかと思いますが、まだな方は乗り換えましょう。家賃、通信費この二つを見直した貴方は月数万円の余裕が出来たはずです。そのお金を定積み貯金に回しましょう。
積立NISA
最後に考えるべきは、積立NISAです。上記では定積み貯金を推していますが、只の定積み貯金をするのか、少し勇気を出して投資に踏み出すか?残念ながら、月数万の定積み貯金だけをしていた方と積立NISAで月数万円をしていた方では10年後に埋めようの無い差が出来ますし、15年後には最早取り返しのつかない程の差がついてしまいます。
以下の通り、定積み貯金を月3万✖️10年間で360万円ですが流行りのオルカンで利回り7%で運用すれば519万円になります。
勿論、投資に抵抗がある方はまずは上記の定積み貯金と固定費の削減で十分です。
とは言え、国がここに来て資産運用に力を入れ始めたのはもうあなた達の老後の面倒は見切れないから自分で準備してね?って話です。恐らく今の20代/30代が老後を迎える頃には年金が受給されるのは70歳になっているのではないでしょうか?
“国が推奨する、国に老後は頼らないでね?”そんなシステムが積立NISA
是非活用しましょう。
1,000万を貯めてからの生活の変化
最後に1,000万円を貯めてからの生活の変化です。
結論から言えば、1,000万円では生活に変化は有りません。
1,000万円貯めたから、グレードの高い賃貸に引っ越す事も無ければ、大きな買い物をする事も有りません。なぜなら1,000万円を貯めた今、もっと貯めたい!もっと資産を増やしたい!という思いが強いからです。これは私に限らず、コツコツとするべき事を行い順調に資産を増やして来た方は皆同じかと思います。
現在私は月々の手取りが30万弱ですが、家賃8万円(手取りの3分の1以下)の賃貸に住み、そこから14万円を投資信託をメインに積立投資に回しています。
とは言え、一つ言えるのは1,000万円を貯めた事により、”普通にやれば遅かれ早かれ1億円を達成出来る” そんな確信を持っています。別に私が自信家だからではなく、計算上普通にやれば達成出来るからです。そしてその計算を達成する為に必要な固定費の削減/積立投資は自動化されており、何か難しい事をする必要はありません。
だから普通にやれば達成出来るのです。後はいつ達成出来るのか?が問題です。深くは触れませんが私の場合は個別株のグロース投資で自身の資産運用にレバレッジをかける事で早期の実現を目指しています。
若い内に経験すべき事
上記で触れましたが私は現在手取りの半分近くを投資に回しています。
とは言え、手取りの半分近くも投資に回すのは普通では有りませんし、若いうちは自分に投資すべき!という声も有るでしょう。仰る通りです。若い内にすべき事はたくさん有ります。
例えば、海外経験です。私自身は幸い学生時代に半年間の交換留学を経験し、海外ボランティア、旅行等も多く経験する事が出来ました。10代、20代で海外に行った時に感じる事と30近くになってから海外に行った時の感動、驚き、興奮度は全く違います。若い時は体力が有るのは勿論ですが、スポンジのように受け入れる柔軟さが有ります。それが歳を取るにつれ、”あー、こんなもんかー“という感情になって来るのです。それは歳を取り、経験を積んだ事による余裕なのかもしれませんし、情報社会の弊害として”ネットで見た景色と変わんねー“みたいな感情なのかもしれません。
私は全てをネットで分かったようになる今の時代だからこそ、誰かから聞いたから、ネットに書いてあったからではなく、自分の目で見て自分がその場で感じた事に価値を感じています。海外に限らず、若者は自分のコンフォートゾーンを飛び出し自分とは違う価値観/文化を肌で感じて欲しいと思います。その経験はあなたの人生を豊かにするでしょうし、人として成熟させてくれるはずです。そこから自分が目指す物が見えてくる方も居るでしょう。そしてその事にお金を惜しむべきでは有りません。
また、若い内に良いものを知る事も大事だと思います。高級時計に価値を感じるので有れば、グランドセイコーやTudorの時計を買いチープカシオや数万の時計と比べてみて下さい。記念日や自分のご褒美には2万円の寿司や鉄板焼きのコースを頼み、吉野家やスシローと比べてみて下さい。高級な物にはそれだけの価値が有ります。馬鹿でも分かる当たり前の事です。とは言え、値段とクオリティーは必ずしもその通りに比例するわけでは無い事に気づくでしょう。
私個人で言えば、時計が好きなので50万近くの時計をこれまで数個購入しています。海外旅行には今でも行きますし、たまには高級コースも食べます。
大事な事は自分が価値を感じるものにはお金を払い、価値を感じないものにはお金を払うべきでは無いという事です。そして無駄な事に使わなかった分は積立投資に回しましょう。それが出来れば、お金を貯めるだけでなく、賢い消費者としてお金と友達になれるはずです。
💰と友達になるのが、お金持ちになる近道、そんな気がしています。
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